老後2000万円問題が大きなニュースになり、投資の重要性がかなり高まっています。
「投資って何?」「投資した方がいいとは聞くけど、具体的には何をするの?」
「投資は危険なギャンブルのイメージがある」等々、
投資という言葉は知っているけど、詳しくは知らない人も多いのではないでしょうか。
そこでタイトルにもある、 「投資とは」について解説していきます。
投資とは
「投資」というキーワードを辞書で検索すると、
利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。
とあります。
簡単な言葉で書くと、
今あるお金を使って、使ったお金以上の利益(リターン)を将来に期待する行為のことをいいます。
また、「自己投資」といった、お金が直接関係しないことにも”投資”という言葉は使われます。
今の”時間”を自分に投資して勉強することにより、将来の収入が上がったりするからです。
投資と投機の違い
われわれ日本人には、”投資は危険なギャンブルのイメージ”が根強いです。
その理由のひとつに、「投資」と「投機」が同じことのように理解されているためです。
投機とは、お金だけを目的に一攫千金を狙って行う賭け事のことをいいます。
得をする人が1人いれば、損する人がその何倍もいます。
要するに、損する人のお金が得をする人のところに移動しているだけです。
(このことを、動いたお金の合計が必ずゼロになることから、ゼロサムゲームといいます)
それに対して投資は、畑に種をまき芽が出て、やがて収穫をもたらしてくれるように、ゼロからプラスを生み出す行為です。投資がうまくいった場合、誰かが損をするということもなく、投資をした全員がプラスになることが、投機とは大きく違います。
なぜ投資が必要なのか
冒頭で紹介した「老後2000万円問題」を始め、現代ではさまざまなリスクが存在します。
そのリスクに対応するため、投資は極めて有効な方法です。
銀行にお金を預けていれば、10年でそのお金が2倍近くになるというバブル時代は終わり、
現在の金利ではお金がまったく増えないばかりか、ATM手数料でマイナスになることすらあります。
(バブル時代の定期預金の金利は6%程度、現在は0.01%)
政府は2%の物価上昇目標をかかげています。
これは今まで100円で買えていたものが、102円出さないと買えなくなるということです。
たかが2%と思うかもしれませんが、消費税が5%→8%→10%と上がって行き、物価も上がるとなれば、銀行に預けている現金の価値は相対的に目減りしていきます。
ここで重要な点は、リスクしかないという点です。
前述の通り、投資とは将来のリターンを期待する行為ですので、利益が出ることもあれば、損失が出ることもあります。
しかし、貯蓄のみをしていた場合は利益が出る可能性は一切無く、損失が出るだけです。
そこで、投資をすることにより、自分のお金を守る必要があるのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
投資の重要性が少しでも伝わればとても嬉しいです。
次回では、具体的に投資をする方法について解説していきます。
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