こんにちは、テンプルトンです。
下記の記事で、「インデックス投資(パッシブ投資)」について紹介しました。
【初心者におすすめ】インデックス投資(パッシブ投資)
インデックス投資の紹介で、「投資信託」というワードを出しました。
これはインデックス投資をする上では必ず理解しておく必要があるため、
今回は投資信託とインデックスファンドについて解説します。
【初心者におすすめ】投資信託とは
「投資信託(ファンド)」とは、文字の通り「投資の専門家を信じて投資資金を託すこと」です。
投資信託の運用を行う専門家をファンドマネージャーといい、投資信託の運用方針に従って、投資家から預かった資産を運用します。
(一般社団法人 投資信託協会 公式サイトより抜粋)
投資信託にもさまざまな商品があります。
株式だけに特化したものや、債券も組み入れられているものなど多岐にわたり、
日本国内で買える投資信託だけでも、種類数は5000を超えます。
ファンドの種類を大きく分けると2種類インデックスファンドとアクティブファンド
とても数の多い投資信託ですが、大きく2種類に分けることができます。
1.インデックスファンド=インデックス(指標)と同じ値動きをするように運用するファンド
例:日経平均株価に連動するファンドであれば、同指標が3%上昇すれば、運用資産も3%上昇
2.アクティブファンド=インデックス(指標)を上回るリターンを目指すファンド
例:日経平均株価が3%上昇するのであれば、5%,6%、あるいはそれ以上の運用資産の上昇を目指す
今回はインデックスファンドについて詳しく解説します。
インデックスファンドのメリット、デメリット
インデックスファンドを選択するメリットは3つ、デメリットは2つあります。
メリット1.運用コスト(手数料)が低い
投資信託は投資の専門家に資金を運用してもらう商品ですので、手数料がかかります。
その手数料のなかでも重要なのが信託報酬です。
信託報酬とは、ファンドに投資している運用資産から差し引かれる形で支払い続ける手数料です。
運用期間が長期にわたる場合、信託報酬は投資成績に大きな影響を及ぼすため注意が必要です。
インデックスファンドはアクティブファンドに比べ、約1%信託報酬が低いです。
たかが1%と感じるかもしれませんが、仮に10年の期間で投資する場合、
1%×10年で10%もの差が最終リターンに生じるため、かなり大きいことがわかります。
メリット2.商品の中身がわかりやすく、身近に感じやすい
アクティブファンドの場合、ファンドマネージャーがより良い成績を目指してポートフォリオの入れ替えを頻繁に行いますが、インデックスファンドは指標に基づく投資をするため、わかりやすいです。
また、日経平均株価やTOPIXといった指標と連動するインデックスファンドを購入した場合、
毎日のニュースなどでも報道されることが多いため、自分から調べなくてもおおまかな投資成績が把握できます。
(ポートフォリオとは、保有している金融商品の一覧や、その組み合わせの内容のことをいいます)
メリット3.アクティブファンドより、パフォーマンスが安定している
アクティブファンドはファンドマネージャーの手腕に依存するため、結果がいい年もあれば悪い年もあります。
それに対しインデックスファンドは手数料が安い分、平均的に良いパフォーマンスが出しやすく、
5年以上の長期で見た場合、実際のデータとして約8割以上のアクティブファンドよりも良いパフォーマンスを上げています。
デメリット1.種類が少ない
ファンドマネージャーの裁量でポートフォリオを組めるアクティブファンドに比べ、インデックス投資は指標に連動すること目指しているため、指標の数に限りがあります。
そのため、アクティブファンドに比べて選択肢が多くありません。
デメリット2.コストは低いが、リスクがないわけではない
信託報酬が低いため、アクティブファンドに比べてコストが低いのは前述の通りです。
しかし、日経平均株価に連動しているインデックス投資商品を買った場合、日経平均株価が下がれば自分の資産も下がります。仮に1980年代のバブルピーク時にその商品を買っていた場合、バブルの崩壊にともない、資産の減少は最大で約78%にもなっていました。
まとめ
いかがだったでしょうか。
次回はおすすめのインデックス投資商品について、データを交えて紹介します。
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