こんにちは、テンプルトンです。
あなたは「レバレッジ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
聞いたことがあっても、「なんか危険な意味だった気がする」だったり、「言葉は知っていても意味は知らない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、レバレッジとはなにかについて解説をしていきます。
そもそもレバレッジとは
レバレッジとは本来、「てこの原理」を指す言葉です。
小さい力で重いものを動かすことができるため、日常生活でもよく利用されています。
投資や金融の世界では、てこを「レバレッジ」と呼び、レバレッジを利用することによって、自分の持っているお金(資本)よりも大きなお金を動かすことができます。自家用車や住宅をローンで購入する人もレバレッジを利用していることになります。
レバレッジは、自分の持っているお金に対して〇倍といった使い方をします。
(例:100万円のお金を持っている人が300万円のお金を動かす場合、レバレッジ3倍)
上記の例の場合、不足分の200万円はどこから出てきたのかと言うと、ローンを使用した場合は銀行から、投資の場合は証券会社からお金を借りていることになります。
投資する際のレバレッジ倍率の条件は証券会社や商品ごとに異なりますが、一般的に株取引の場合は3倍まで、外国為替取引(FX)の場合は25倍までとしています。
レバレッジのメリット、デメリット
レバレッジを利用することにより、自分の持っているお金以上のお金を動かすことができるため、利益が出た場合はより大きく、損が出た場合もより大きくなります。
100万円のお金でレバレッジを使わずに株を購入した場合、その株が2倍になれば200万円ですが、仮にレバレッジ3倍の300万円分の株を購入した場合、300万円の倍の600万円になります。
このように、利益が出た場合はより大きくなります。
一方、損が出た場合は借金を背負う可能性もあります。
上記の例と同じように、100万円で株を購入し、その後株の価値が0円になった場合、レバレッジを利用していない場合は自分の持っていた100万円が0円になるだけなので借金にはなりません。
レバレッジ3倍の300万円分の株を購入したいた場合、100万円-300万円=-200万円となり、200万円の借金が残ります。
このことから、レバレッジを利用した取引は「ハイリスク・ハイリターン」と言えます。
レバレッジの使い方
レバレッジを利用した取引は「ハイリスク・ハイリターン」なため、投資初心者がレバレッジを利用することは危険です。投資に慣れるまでは、レバレッジを使わずに取引することをおすすめします。
慣れてきた場合でも、いきなり過剰なレバレッジを利用して取引することは破産のリスクを高めます。
まずは1.5~2倍程度までのレバレッジで取引しましょう。
最後に
レバレッジはうまく利用すればお金を早く増やすことができますが、借金も背負う可能性がある諸刃の剣です。投資をする際はまずお金を減らさないことが重要です。
早く儲けようとせず、勉強しながら投資を続けていきましょう。
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